No,124 平成18年7月24日(月)

■夏の思い出■  小児科 医師 中山 真里子
 梅雨も様変わりしたのでしょうか、7月も中旬以降、各地で被害を起こすほどの豪雨となっています。報道で見る生々しい爪痕に心が痛みます。被災された地域で一日も早く復興しますように願って止みません。水不足の心配も困りますが、春先の低温と日照不足で果物や野菜に影響が出ており、私の郷里の大好きなサクランボ、桃も不作で口に入りません。何事もほどほどで願いたいものです。

 新学期がついこの間始まったばかりかと思っていましたが、早いもので子ども達が待ちに待った夏休みがやってきました。皆様の夏休みの思い出はいかがですか。私の子ども時代の夏休みは何をするでもなく一日中遊んで、休みが終わる数日間、両親に叱られながら山積みの宿題に悪戦苦闘した思い出ばかり。それも懲りること、反省することなく、毎年恒例の行事のように宿題をためこみ、間際にあわてて・・・を繰り返していました。

 そんなことは棚にあげ、いえ、同じ辛さを味あわせないために、また、私の両親が味わった大変さを経験したくないため、気がつくとついつい息子に口うるさく“宿題、宿題”と言ってしまっています。「一度言えば分かる」という(どこかで聞いたような、その昔、私もたびたび母に言っていたような)言葉で息子にうるさがられながらも、いやいや油断は出来ないと朝から気温も高いのにさらにヒートアップするように熱いバトルを繰り広げる長い夏休みが始まりました。

 私が長年覚え、書いてきた漢字の書き順が間違っていたり、止め、はね等、細かいところをいい加減にしていたところがあって、あわてて訂正、覚えなおすのに必死、ということもあり、一方、新しい発見、知らなかった知識(単に忘れてしまっただけの事かもしれませんが)に出会う喜びもあります。私自身の学び直しのチャンスでもあり、息子と一緒に楽しもうという気持ちに切り替え、(私達の頃より多いように思う)宿題に立ち向かうつもりですが、夏休みは今始まったばかり、さて、最後まで持つかしら。

 それに残念ながら、以前はもう少し早く何事もすーと頭に入ったように思うのですが、いまやなかなか覚えられなかったり、すぐ忘れたり、苦労しそうです。例の「脳トレ」も“継続は力なり”で続けてはいますが、ややマンネリの感じもしてきたところですし・・・。

 しかし、小学校の勉強であっても、私自身が興味と関心を持って新しいことに挑戦する気持ちでやれば、自分の脳の活性化にもつながるような気がしておりますが、いかがでしょう。

 どうやら私にとっての今夏は“子どもの宿題で脳の若返りを”ということになりそうです。自分の脳年齢のため、そして自分の子ども時代の夏休みのリベンジ(revenge=雪辱)のため。秋には脳年齢の若い私に変身できていることをご期待ください。

 それでは皆様方も暑さに負けずに思い出に残る夏をお過ごし下さい。

■音楽の楽しみ■  看護師 桑田 真寿美
 音楽って本当に楽しいもんですね。

 私は3〜4ヶ月前に福井県にやってきました。それまで住んでいた大阪では仕事をしながら傍らでバンド活動をしていました。私はHip Hopとska、主人はハードコアのバンドをしていて、音楽の話になると二人でジャンルを超えて熱く熱く語り合います。

 明るいアップテンポな曲の中に、密かに隠れたマイナーコードを含む裏メロがあるのに気付くと妙に嬉しくなってその部分を何回も聞いたりします。何気なくピアノを弾いている時に、すごく自分の好きな感じの和音の組み合わせができると、そこからまた二人でその音について語り始めたりします。

 こちらでの新しい生活が始まり、慣れない仕事や育児、家業の手伝いなどで忙しく、今ではPlayerからListenerになりましたが、いつか家族でバンドを組めるようになったらいいなあ・・・と思う今日この頃です。

 申し遅れましたが5/16よりこちらのクリニックで看護師として働き始めた桑田です。来院される妊婦さんや患者様に対し、同じ女性として一緒に喜び合ったり、時には一緒に考え合ったりできるナースでありたいと思っています。どうかよろしくお願いします。

あとがき
1)当院、一般待合室のミニギャラリーは目下 貫井泰一郎 氏(小浜市遠敷)の現代書(アブストラクト=前衛書)です。6月に差替えが遅れています。8月には替わります。
2)当紙120号〜123号までは産婦人科医の全国的不足(なり手がない重労働)のキャンペーンをしてきましたが実は小児科医も大変なのです。下の記事はその一端です。
霧島市立医療センター 小児科常勤医ゼロへ
来年3月までに/鹿大、常勤医引き上げ』
[2006 07/20 07:49]
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