初夏の日差しが日々強くなるこの頃です。
五月病かと思われるような疲れを感じながらもようやく多忙を乗り切って充実した日々が戻ってきました。やはり疲れのでる時期というものはあるようです。
最近、息子(小3)にせがまれキャッチボールをするようになりましたが、1時間もすると私のほうがバテバテで走り回っている息子のほうが体力を余しています。私も本当にボチボチ体を動かさないと足、腰にきそうだと危機感を覚えました。
さて、3人目以降のお子さんに妊婦検診がこの4月より全て無料となりました。少子化対策の一環だそうです。無料になることは妊婦の方には大いに結構ですが、それじゃもう一人頑張ろうかということになるのでしょうか?まだまだこれから国の少子化対策が出てくるでしょうから楽しみに待ちましょう。
私は10年前、この地で新築医院を建て開業しようと決心した時、考えた対策は当院で働かれる方のお子さんを院内で預かろうということでした。そして母子家庭ならばその子が就職するまで、主人があってもお子さんが義務教育終了までは院から補助をしようということでした。さらに4年前に増築を機に、院内託児室で24時間保育をしようと考えました。それらはいずれも実行しておりますが、これらはよく考えてみると、いずれも時間又は金銭的補助ということになりますね。やはり、精神的な補助というのはなかなか難しいものがあります。
思えば、わたしの幼少の頃はどこでも祖父母がいて子ども(孫)の面倒をよくみてくれていましたから安心して共働きができていました。また近いところに親戚などがあって事あるごとに面倒をみてもらったりしていました。それも時代の流れの中で核家族化が進むに伴い、子どもを取り巻く環境も随分変化してしまいました。以前は遊ぶ時も小学生の1年〜6年が集団となって田畑を走り回り、上級生に下級生が面倒をみてもらい、大きくなれば下の面倒をみるという順繰りが普通でした。子供達の世界に親が入り込むスペースは宿題の時と、悪さをしたときに一緒にいってあやまってもらう時くらいでしたね。ところが今は事あるごとに親が子供の干渉をします。だから他人の子供の面倒まで見るのは疲れるから嫌というふうになってしまってはいないでしょうか。子どもを取り巻く悪いニュースが流れる度に危険な環境に対する心配はよく分かりますが、子供達がのびのび遊べる環境作りを優先させることのほうが大切だと思えてなりません。そういえば過日、新聞に“以前は公園でよくキャッチボールをしていたが他人にボールが当たると危険だから、あるいは他人迷惑だからというので禁止するところが多くなった。そこで危機意識を持ったプロ野球選手会は今年の活動テーマの一つに「キャッチボールをしよう」を掲げた”と載っていました。
サッカーのWCに負けてはならじ、という意識もあるでしょう。野球の復権はキャッチボールからのようです。
私と息子とのキャッチボールはプロ野球選手会から表彰されるかな。 |
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