No,109 平成17年4月20日(水)

■春のいろいろ■   小児科医師 中山 真里子
 春爛漫、待ちわびた桜もすでに葉桜となってしまいました。

 毎年、気が揉める桜ですが、今年はいつまでも寒かったせいか開花が例年より遅く、一気に満開となりました。赤いふくらみから次第に二三分、五分と咲いていく楽しみを今年は味わうことができずに、ちょっと残念です。それにしても日本人の桜好き、桜を愛でる心はDNAに組み込まれているのでしょうか。だとすると満開の桜の下で心が浮き立ち狂気を含んだ怪しい気を感じるのは私だけではないかも知れません。

 日本各地で地震や凶悪事件など暗いニュースが多い毎日ですが、花を愛でる華やいだ明るい気持ちで学校や職場での新年度のスタートを切りたいものです。新しい事物への対応はなかなかすんなりとはいかないものかも知れませんが、若い方ならその中に楽しむを見つけることで、ストレスを避けることができるのではないかと思います。

 話し変わってごみの分別には慣れられましたか?これまではすぐにゴミ箱へ、でしたが眺め回して「紙」「プラ」とチェックする毎日となりました。「プラ」がこんなに多いことを改めて知りました。化石燃料にこんなに依存していることに驚くことしばしばです。当院でもあちこちに分別の箱を9種類も新設しました。ご協力ください。使い捨てから循環型へ、そうなると風呂敷や地下足袋など日本の古きよきもの、先人の知恵を見直したくなります。古い物の新しい使い方なども提案され、新しい風を感じます。

 ファッショナブルに変身した地下足袋を履いて足元も軽やかにさっそうと歩いたら、景色が違って見えるかも知れません。長年、私たちの身の回りにあった日本人に合ったもの、知恵にあふれたもので忘れられているものがまだまだあるかも知れません。再発見されたり、新しい生命を吹き込まれるものがありそうです。ゴミとして捨てられているものの中にもあるかも知れません。(そう考えているから、物が捨てられなくて、整理ができないわけでもないのですが・・・)

 平年並みが少ない今年、春先になってまだインフルエンザが流行っています。新生活に入られる方々、何かと疲れがたまりそうなこの時期です。くれぐれもご自愛下さい。

■花を愛でる日々■  看護師 刀根 美由紀
 暖かい風が吹き、春らしい毎日となりました。私にとっては待ちにまった花の季節を迎えています。

 秋に植え込んだ球根や、植え替えておいた草花たちが、初々しい緑の新芽を見せてくれ、気持ちを癒してくれます。冬の間寒さに耐えながら脈々と根を張らせ、春に向けて栄養を蓄えて力強く鮮やかな色の花を咲かせてくれた時にはまさに感動的でもあります。愛らしい姿で風に揺れる花を見て、子供たちも「私が水をあげたお花、きれいやなぁ」と花を眺めています。子供ながらに生命のあるものに興味を持ち、大切にする心を持ってくれていることをうれしく思っています。

 草花を育てるようになって三年近く、今年の夏には野菜に挑戦してみようかと目下準備中です。

 花が咲き、実が生る感動と収穫の喜びを子供たちにも味わってもらいたいと思っています。

当院、新館西側2階外面に、壁画を描いて頂いています。原画は挿絵画家として第一人者の上原徳治氏(小浜市遠敷)。
アヒルの両親と子供のアヒルが3羽。父親はカメラを首からぶら下げているのが可愛い絵です。
4月中には完成します。

 あ と が き
1) 上の写真の壁画の作者、上原徳治氏は当院ミニギャラリーの第1回(平成8年5〜6月)に福井新聞日曜版の昔話の挿絵の原画をお借りして展覧しました。
2) 当院ミニギャラリー、目下は船舶ペン画の辻 家晴氏の作品が展示してあります。
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