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No,103 平成 16年10月20日(水)
■特集■ 胎児の様子を鮮明に見られる 4D
汎用超音波画像診断装置 当院に設置
院長 中山 茂樹
前号で触れましたように、当院では、この9月中旬に超音波画像診断装置の最新版4Dを導入しました。
県内では2・3番目、嶺南では初めてです。
すでに多くの方に使用していますが、今回その特徴について改めてご説明します。
この度、当院では4Dと呼ばれている3Dを超えた立体超音波機器を取り入れました。 というのも、そもそも前の3D(平成8年8月設置)が故障したのをきっかけに、代替として一時使ってみたのですが、余りに前のものと比べようもないほど、画像が鮮明であったため、この方を入れることにしたのです。
従来のと異なるところは、3D(縦、横、高さの立体で見られる画像作成装置)がさらに回転し、機器がコンピュータ解析をほどこして画像をもっと鮮明にしたのを確認できるところです。いわゆるスキャンするということだと考えられます。その分で1D増というわけです。実際にご覧になって楽しんで下さい。赤ちゃんの位置がよいと、余りにきれいに写るため、きっと驚かれることと思います。赤ちゃんがお母さんの体内でどんな姿で育っているのかが分かり、きっと感動されることでしょう。
[解説] メーカーはGEメディカルシステムズ(オーストリア)。
正式名は「汎用超音波画像診断装置 VOLUSON 730 Expert」。
汎用(広く使える)の名の通り、胎児の姿、形を見るためだけのものではありません。医療適用分野としては婦人科の不妊治療、放射線科、内科、神経科、泌尿器科、癌科、整形外科、小児科などで使用されます。人間ドックなどで肝臓診断の時、お腹にゼリーをつけて診断された経験のある方は多いことでしょう。 この機器はその類ですが、格段に優れている最新のものなのです。
お知らせ
1) 11月1日(月)よりインフルエンザの予防接種を開始します。
1人2100円。6ヶ月から13歳までの方は2回接種です。
2)当院一般待合室壁画、ミニギャラリーは目下 吉田 正喜氏(小浜市山手)の能画です。ゆっくりご覧下さい。