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No,97 平成16年4月20日(火)
■子育ての中で■ 小児科 医師 中山 真里子
桜も散り、色とりどりの花が咲き乱れ、まさに春たけなわ、心うきうきする季節を迎えました。
いきなり夏日(気温25℃以上)がやってきかたと思うと朝晩冷え込んで暖房が恋しかったりと、日内変動や日差変動が激しく、体調を崩しやすい気候が続いておりますが皆様お変わりないですか。
世の中は相変わらず子供たちが犠牲になる事件、イラクでの人質事件などと心休まりませんね。
さて、入園、入学、進級、入社など、4月から新生活をスタートさせた方も多いと思います。緊張しつつも希望に胸ふくらみ、気候も後押しするかのように楽しい日々を送っていらっしゃるのではないでしょうか。その反面、生活のリズムが変わって心身のバランスを壊しやすい時期でもあるようです。リラックスしながらあせらず、ゆっくり新生活に入られるとよいですね。
私事で恐縮ですが、我家も大きな変化がありました。息子がようやく小学校へ入学し、これまでより早寝早起きをしなくてはならなくなりました。そんなことでこれまで通りの月水金19時までの診療はとても無理となり(帰ると20時過ぎてしまうことも多く)、小児科と内科のみ、診療時間を月水金は今までより午後の始まりと終了を1時間繰り上げるという変更をさせて頂くことになりました。その代わり、毎朝の始まりは30分早めましたのでむしろ週当たりの診療合計時間は増えました。ご理解頂ければと存じます。
我家では夜型の父親との生活リズムの違いが益々強くなっています。一緒に寝ていても、何時までも鳴り止まない(止めようともしない)息子の目覚し時計で父親のほうが目覚め、寝不足でつらそうにし、息子のほうはひと事のようになかなか布団から離れないでいます。親子とも生活の時間帯の変化に戸惑う日々です。
最近のニュースで22時過ぎても寝ず、昼間居眠りをしている幼児が取り上げられていました。
小さいうちは親の生活習慣に左右される事を思うにつけ健全な心身の発育には家庭での役割が大きいことを改めて痛感しています。
カラフルな教科書と、理科、社会の教科はまだないことや、給食の献立がバラエティーに富んでいることなど、私達の頃とは随分と違っていることに驚きの連続です。
小学校生活6年間、どんなことが待ち受けているのか楽しみです。
■ネコが我が子■ 調理師 Y・N
あなたはイヌ派?、ネコ派?、と聞かれたら・・・私は断然、ネコ派です。散歩も遊び相手もしなくてもいい、エサだけ与えておけば後は気分次第。わがまま、気まま、好き放題!また、そこがいいんです。
現在、私は6歳になるネコ(♂)と暮らしています。名前は“コウ”、前にいたネコが事故で亡くなったので次は幸せになるように“コウ”と名付けました。
生後40日で家に来たのですが、冬だったため、火の気のある実家に預けていたのがクセになり、いまだ我家の留守番が出来ません。カギの音がするとどこにいても走ってきて肩に飛び乗ります。人間に例えるなら、実家が保育園で、毎日送り迎えしているという感じです。そんな甘えん坊の反面、好奇心旺盛で人見知り“ゼロ”、また、外も大好きで網戸にしておくと開けようとツメを立てたり、よじ登ったり、時にはぶち破って外に出ることもあります。なかなかのやんちゃ坊主です。やはり育て方に問題あり!でしょうか。
自分の子供じゃなくネコでよかった、と思うことがよくありますが、目の中に入れても痛くない程に可愛い我が子です。
△ もしSARS(重症急性呼吸器症候群=新型肺炎)が日本に流行し、当地にも患者さんが出たら、という想定のもと当院の職員でその対応のシュミレーションをしているところ。入り口での問診や判断が大変難しいことが分かりました。
▽ この4月からエアロビのインストラクターが上中町のSさんに変わりました。その一部、ベビービクスの風景。
あとがき
1) 中国ではSARS患者がまた出たというニュースが報じられています。上の写真は備えあれば憂いなし、で当院独自の対応実習です。 2) 当院ミニギャラリーは平成14年8月から一度展示した北島忠喜さん(昨年末没)の遺作展です。秋田県出身、当地の画家の逸材でした。心からご冥福をお祈りします。