もう少しで50歳になる記念に若狭路博のボランティアに参加しました。計12回、もし、ボランティアに参加しなければ、若狭路博を見に行くことは殆どなかったのではないかと思います。
ボランティアは老若男女及び職業等、一切関係無しの集まりなので参加していて非常に楽しかったなぁと振り返っています。
インフォメーションという場所が私に与えられたのですが、入場者に挨拶をするのに“こんにちは”や“ありがとうございました”などは無理なく言えるのですが、“いらっしゃいませ”の一言が当初はなかなか言えませんでした。笑顔を絶やさないことはごく自然にできるのに、職業柄でしょうか“いらっしゃいませ”がどうしても自然に出ないのです。ボランティアだということで割り切ってようやく言えた時に、やっとボランティアの一員になったような気がしました。
ゴミの清掃、車椅子や自転車の貸し出し、入場者のカウントといろいろな役割をさせて頂いて楽しかったのですが、日頃の運動不足のせいか、立ったままが多いのですぐに腰痛を感じ始めました。(おかげで、これはいけない、少し運動をしなくてはと反省しました。)
千年行列にも参加しましたが、医院での仕事が入ったらすぐに戻らねばならないので警備役をと言っておいたのに、人手不足のためぜひ衣装を着けて歩いてくれないか、と頼まれ、あわてて代診の先生を滋賀医大にお願いしてやっと見つけることが出来、何とか行列に参加できた次第です。総勢約120名及び象の行進、当地では空前絶後?!になったと思われます。参加した人は自分も歩いたことが見物の方は象の歩く姿が、思い出に残ったことでしょう。
室町時代ならともかく、象と言うあんな大きな動物がメインストリートをゆっくり歩ける地方であったことは幸運ですが、これは過疎地域だからかと、なんとなく考えさせられました。
時を経て、象が歩いた若狭路博がこの地の小さな歴史として記録に残ることでしょう。 |
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若狭路博は9月14日(日)から10月13日(月)迄、小浜市の外港をメイン会場として開催されました。
9月28日(日)は「千年行列」と銘打って、会場から小浜駅まで、象を先頭に室町時代の服装で宣教師や武士など共の者がゆるりゆるりと行進しました。それは日本に最初に象が上陸したのが当市、内外海(うちとみ)湾(1408-応永1500-年)なのでおそらくこんな格好で京の都へ向かったものであろうと、再現したものでした。
院長はボランティアとしてその行列の看板を持って行進しました。 |
↑「千年行列」で、看板を持って行進する院長 |
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