No,84 平成15年3月25日(火)

■命大切に■   小児科医師 中山 真里子
 ようやく春らんまんの頃、桜の便りが待たれる季節となりました。

 先日、今年初めてうぐいすの啼き声を聞きました。3月に入り、陽射しはやわらかくなっても寒い日が多く、春が足踏みしていただけに、なんだか心がうきうき、うれしくなり、家の中にじっとなどしていられそうもありません。

 さて、2003年も1/4が終わろうとしています。羊年なので“祥”のはずが、残念なことに12年前と同じく、戦争が始まってしまいました。連日報道される戦況に、情報合戦のすごさを感じながら一日も早い終結と犠牲になる人々が一人でも少ないことを祈るばかりです。

 戦争、事故などで不本意な人生を終わりにさせられた人々の無念さに思いをはせるとき、片や、インターネット上で自殺志願者を募り、集団自殺した若者のニュースに驚くばかりです。その余りの落差にショックを覚えます。死に対する恐怖など全くなく、実感が持てないのでしょうか。

 人間はこの世に生を受けた時点から死から逃れることはできず、最近人気の漫才師の言葉を借りれば“人間は死亡率100%”。限られた生命を生きる存在なのです。

 古来、人間は永遠の命、不老不死へのあくなき願いを抱き、錬金術などが発達し(そういえばハリーポッターの「賢者の石」もそうでしたね)、一日でも長く生きたいと願い、心をくだいてきました。(実は如何に生きるかの方が難しいのですが・・・)そんな中、高齢になっても元気に活躍される方々がうらやましくあやかりたいと思うのは私だけでしょうか。99歳にして氷河をスキーで滑走された三浦敬三さんには驚嘆と共に、惜しみない賞賛を送りたいと思います。その目的のために毎日腕立て伏せなどの鍛練を続けられる姿にただただ頭が下がります。いくつになっても自分の好きなことができたら、幸せですね。

 あらためて人生、生命について考えさせられました。私は生涯茶道を楽しむために、ますます見聞を広げる必要もあることを口実に、気候もよくなったことでもありますし、精々出かけることとします。

 家事は二の次として、お父さんと息子でお留守番、よろしくお願いします。
 

■子供は成長する■ 事務 柿本 礼子
 今日、3月25日は我が子の保育園の卒園式でした。園に通い始めた頃、朝になると「今日も保育園に行くん?」と俯きながら言っていた子が、それから早3年経ったのです。今日はみんなの拍手に緊張の面持ちで主役の席にいました。

 思えば、生れた時から、1歳、2歳・・・と大きくなり、もう6歳。私も母親1年、2年・・・と年を重ねましたが、6年経った今、すごく差をつけられたようです。彼は身体も気持ちもグングン大きくなり、いろいろな事ができるようになりました。苦手だったプールや鉄棒も頑張ってクリアし、また、それが自信にもなりました。本領発揮で先生に呼ばれる事も何回かありました。私といえば相変わらずヒヤヒヤとして、口を出してしまいます。まだまだ手のかかる子と思っていたのが、実は母親のほうに問題あり!かな?

 これから未知の小学校という世界に踏み込んでいきますが、母を置いてきぼりにせず・・・いえ、置いてきぼりにどんどん彼のペースで進んで行ってほしいものと思います。

 今度、この院内紙に書く順番が来たら子供のことは書かずにおこうと思っていましたが、今日、卒園式から帰ってきたところだったので、また、子供の話しになりました。
 

あ と が き
1)当院、一般待合室に常設のミニギャラリーは今回で35回。この3月から 辻 家晴さん(小浜市山手)のペン画に替わりました。辻さんは昭和41年に海上自衛隊に入ってから山田豊三氏のペン画に出会い、以後、独習で描き始めて36年、ひたすら船のペン画の制作に取り組んでこられました。その精密な作画をたんのうして下さい。

2)下の写真説明にもありますように、この4月から、当院に導入されるコンピュータは今までのもの(8年前)とは格段の進歩でカラー画面の上、演算もすこぶる早く、カラープリントができる優れものです。

3)4月13日は知事選挙の日。都道府県ごとに医療の助成の扱いも異なります。頼まれたから、ではない自分の目で見て投票を!
 
 この4月1日から、当院の医療用コンピュータを新しく入れ替えることになり、事務の皆さんはそのための教育を受けています(写真)。このコンピュータはカラープリンターが使用できますので、患者さんにお渡しする「薬の情報」は錠剤の形や色をカラーでお示しできます。これは大変分かり易いので喜んで頂けると思います。
閉じる