No,83 平成15年2月20日(木)

■国が病むとこわい■  総務 松井 正
 3年半も前に翻訳、出版された本ですが、アメリカの名コラムニスト、ボブ・グリーンの「シボレーサマー」(TBSブリタニカ発行)には現在の病めるアメリカが描かれていて、身に染みます。

 一文、2千字前後のコラムが70編余り、著者は児童虐待、子供の犯罪、司法制度のゆがみ(悪徳弁護士の増加)、麻薬の蔓延、挙銃社会のこわさを繰り返し書き、一方では、古きアメリカの礼儀正しさ、正義感を見つけては書くのですが、アメリカの病気はいっこうに治りそうもないことを、嘆きます。

 7歳のデレナはシカゴの裏通りを歩いていて、麻薬のいざこざで撃たれ玉を3発も浴びた。その時連れていた愛犬は死んだ。やっと傷が癒えて、その後飼った犬は数人の少年に目の前で盗まれる。バスの中では「まるで猿ね」と心ない女に言われる。

 エリック・モースは5歳、シカゴの公営住宅14階から突き落とされ死んだ。理由は11歳と10歳の遊び友達からコンビニで盗んで来いと言われて断わったためだ。8歳の兄は弟のモースの手を持って必死にかばったが力尽き、弟は落ちて行った。

 この男の子には産まれた時から血中に母親からのヘロインが含まれていた。著者がなにがしか救われるのはこの哀れな子が盗む事はいけないと知っていたことだった。

 読者諸君、こんなゲームをしてご覧。60チャンネルのテレビを1から60まで数秒きざみで切換える。60までの間に一度も銃が出てこなかったらあなたの勝ち。あなたはこのゲームではきっといつも負けるだろう。

 いつからアメリカはこうなったのだろうと著者は嘆きます。

 折しも、アメリカはイランを攻めようとしています。片や、その反対デモが各国で繰り広げられ、その写真を見ると「Stop the war」「Don't attack IRAQ」のプラカードがひしめき合っているのは当然ですが、「No blood for oil(石油のために血を流すな」「Stop mad cowboy disease(狂ったカウボーイ[=ブッシュ]の病気をとめさせよ)」辛辣です。アメリカの病気はトップ(頭)にまで上がっているということでしょうか。

 人間の病気もなかなか大変ですが、国が病んだら治るのに何年かかるのでしょう。


■気から病を落とす■  厨房 中村 美代子
 今日、髪をカットしに行ってきました。前髪は少し短めに切ってもらいました。前髪を短くすると顔が明るくなった気がして元気が出ます。ちょっとした気分転換“プチ・リフレッシュ”です。
 
 子供が大きくなるにつれ、バタバタと子育てに追われる時間は少しずつ減ってきましたが、かわりに以前は遠くにあったことが、だんだん現実味を増してきました。子供の進学や就職のこと、親の介護のこと、自分達の将来のこと。どれも考え始めると不安になるばかりで気分が暗くなって来ます。

 元気の出ない時はどうしても顔に出るのか、家族に“ムスッとしてコワイ”など言われ、ますます落ち込みます。「病は気から」とよく言いますが、気分の落ち込んだ時には本当にイヤな言葉です。そういう時は“ごめん、今日はアカンのや”と不調宣言をしてしまうことにしています。今日はどうしても元気が出なくて、明るい顔が出来ません。ごめんなさいね、ということです。そうすると力が抜けるのか楽な気持ちになります。気のせいか家族の態度もいつもより優しい。“なんとかなるわ、髪の毛でも切って、いっちょガンバロウ。病は気から!”と単細胞の私はこうしてなんとか毎日を乗り切っているのであります。

あとがき
 1)年間数名のご依頼がありますが当院付託児室では入院患者さんの、未就学のお子様ですと、お母さんの入院の間、昼間に限りお預かりしています。詳しくは看護婦にお聞き下さい。
 2)今月一杯、当院ミニギャラリーでは前田和子さん(名田庄村三重)の水彩画(絵手紙)です。ご参考にして下さい。

☆一般の待合室には下の写真のような電光ニュース板があります。
多くの方は余り見ていられないようですが国際、経済、文化、芸能、スポーツなどのニュースや「今日の運勢」などいろいろな速報が電光で見られます。精々ご覧下さい。

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