No,71 平成14年2月20日(水)

■オリンピックに学ぶ■  小児科 医師 中山 真里子
 2月はやはり一番寒いようですね。立春の後、春めいた日が続いていましたが、今冬、一番の寒波で雪景色に一変、でもきっと春はそこまで来ているはずです。

 ソルトレークでは寒さを吹き飛ばすように雪と氷上で熱い闘いが繰り広げられています。日本勢は長野五輪の時よりメダル数は少なくなっていますが、選手の姿はやはり感動的です。腰痛と闘いながらスピードスケート500mに臨んだ清水選手、価値ある銀メダルだと思われますが、彼にとっては“こういう状態でも負けは負け”と妥協を許しません。スポーツを超え“常に平常心で”という精神の高さに感服しました。

 一方、腰の手術から復活を果たした岡崎選手、彼女の笑顔は何とも明るく、すがすがしい気持ちにさせてくれます。スポーツは明るいものでないといけない、とも思いました。日本選手ではありませんが清水と同じスピードスケート500のカナダのウォーザースプーン選手のスタート直後のまさかの転倒にはびっくり。大げさに言えば、スポーツも人生も一寸先何が起きるか分からない、絶対なんてありえないんだ、と思いました。でも翌日の彼の滑りは前日の失敗を払拭する素晴らしいものでした。改めて一流スポーツ選手は技術は勿論、精神力がものをいうのだとも思い知りました。

 人間、体と心は表裏一体、、我々凡人もオリンピックを通して体と心の鍛錬を見習いたいものだと思いました。戦前は人生50年でしたが、今や食事、住環境、医療の進歩のお陰で体の方は平均寿命が80歳にもなった中で(本来、人間の動物的寿命は50年だそうです。)豊かな人生を送るには心のありようがますます重要になりそうです。

 私も戦前でしたらそろそろ人生の終末に近づいている年です。それに近年、実父、養父、そして祖母を見送ったせいか、ようよう死に方が気になるようになりました。

 祖母の場合は、ある朝、眠るように亡くなっていました。前日の夕食もお代わりをするくらいよく食べたそうです。「よく生きた者はよく死ぬる」という言葉を思い出しました。ただ、このことはいつも必ずそうなるとは限らないかもしれませんが、「夢、希望、計画が過去や経験の思い出よりも多い人が若い人」はいつも当たっているような気がします。だって、このことはその人の心の持ちよう、努力次第でなされることですから。

 何事につけてささいなことでも日々鍛錬し、よく生きようと努力し、そして心の若さを保ち続けたい。

 オリンピック選手達の競技への執念や、終わった後の姿や言葉をテレビで見聞きしながら、しみじみと多くのことを私勝手に学んだ日々でした。

■我が家の「若草物語」■  看護婦 杉田 京子
 我が家には2〜11歳の4人の娘がいます。
 
 宮参りの写真を見ると、どれも同じ着物を着せられ、よく似た顔。でも成長してくるとそれぞれ個性が出てきて、近頃では個々を観察していると、とても面白いです。

 長女はやはり第1子の性格そのもの。繊細かつのんびり、やさしい。でも長女らしくてとてもしっかり者。服や靴のサイズがほぼ大人サイズになってきていて、母としては時々少し友達感覚になってしまい良き相談相手になりそうです。料理も手伝ってくれ楽しみです。

 次女はちゃっかり者。大胆ずぼらで抜け目なく、一番よくしゃべって賑やか者。三女はいつまでも甘えん坊かと思っていたら、小学校目前にして急にしっかり者に変身。時にはぐずったり泣いたりするけどしっかりお手伝いもでき、自分のことは自分でできるようになりました。四女は2歳にしてさすがに四番目と思わせる事、多々。ちゃっかりしていて頑固、お姉ちゃん顔負け。と、泣いたり笑ったりの賑やかで退屈しない我が家です。

 結婚当初2人から始まった生活が3人5人と増え夫の父母との同居も始まり、7人8人と気が付けば大家族。日々をこなすだけの生活から近頃やっと子供達一人一人の事をじっくり観察できるようになってきました。そしてこちらの言葉、行動が繊細にはね返ってくることを実感し、子育ての責任を感じています。

 いつも人とのかかわりを持つ職場で働く者として大家族の中での生活は自分自身に問いかける事も多く、自分の心の成長に一役かってくれているように思っています。

  当院、2階のショーウインドウには毎年2月から3月3日まで、女の子の成長を祈って「お雛さま」が飾られています。

あとがき
1)待合室のミニギャラリーは1月までは岡見昇さん(小浜市甲ヶ崎)の油絵でしたが、2月からは水口志恵乃(みなくちしげの)さん(小浜市生守)の版画です。



2)エアロビ(マタニティー・アフター)のレッスンは3月から月曜日の午後のみになります。詳細は看護婦まで。
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