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No,70 平成14年1月16日(水)
■待てば海路の日和あり■ 院長 中山 茂樹
新年おめでとうございます。
昨年、父が他界したので今年は年賀状が出せなかったのですが、楽でした。(私というよりは家内のほう)。年賀状は音信不通にならないように年1回の国民的行事?なのでしょうが年末になると大変ですね。(他人事[ひとごと]のように)。私のほうから患者さんに出す年賀状は医師法で禁止されていますが頂く年賀状は大変楽しく、感謝、感謝。お返事は出させて頂いています。
さて、今年は日本経済の危機の時代だと認識されているようですが、4月からペイオフ制度が開始されるに当たりこれから銀行の不良債権処理が急速に進むでしょう。過去10年間、日本は何をしていたのでしょう。早く手当てをしなければならないことの先送り(後回し)の繰り返しだったのでしょう。
先人の言葉にもありますように“今日できることは明日に回すな”。意識や意志の問題であることは分かっていますが、言うは易く、行なうは難[かた]しなのでしょうね。実際の所、私にとっては借金を早くペイアウト(支払うことが)出来ればいいので、ペイオフは余り関係ないことなのですが・・・。
日本のかつてない危機、デフレスパイラル(デフレが悪循環して益々悪くなる状況)の解決には政治にまかし(期待し)て、私としては世の中が暗くなろうとも明るさを忘れず、医療としての基本的なサービスに徹するように意識していきたい、というのが今年の抱負です。
「待てば海路の日和[ひより]あり」、嵐が収まるまでは静かに良い日和を待ち続けましょう。かたくりの花は7年間もじっと地下で栄養を貯えた後、ある早春、ようやく花を咲かせるのですから。地上の自然な生き物を見習うようにしたいものです。
■手術をして人の痛みが分かりました■ 看護助手 Y・M
約3年前に私は初めて手術というものを経験しました。
腰椎麻酔による手術で、30分ほどで終わりましたが、初めから手術そのものにはそんなに不安はありませんでした。しかし、手術後がこんなにしんどいものとは思っていませんでした。
その夜はウトウト眠ると、自動血圧測定の機器が、時間が来ると血圧測定のためふくらんで目が覚め、よく眠ったなと思っても、まだ真夜中。思うように体も動かせず、なんともつらい一夜でした。
その後は傷の痛みよりも体中がだるくて、座っていても寝ていても、しんどくて身の置き所もありませんでした。
でも、ある看護婦さんに「私もえらかったよ。でも明日になるとまた少し楽になるよ。」と声をかけてもらいました。“本当に楽になるのかな”と思いながら、また、しんどい長い一日を越えると、その人が言ってくれたように本当にすごく体が楽になっていきました。
この手術をするまでは手術をする人のつらさというものが私には分かっていませんでした。でも今は私が声をかけてもらったように「しんどいでしょうね、でも明日になるとまた少し楽になりますよ。」と、当たり前のことだけれど、うれしかったこの言葉を患者さんにかけていきたいと思っています。
あ と が き
1) 小児科に限り12月初めから3月末まで、木曜日午前中、休まず診察します。
2) 当院のホームページへのアクセスは盛況です。
http://www.nakayamaclinic.jpへどうぞ。
当院の診療内容を詳細に掲げれば次の通りです
産科 ・妊婦外来
・助産婦外来
・母乳外来
・産科手術
・母親学級
・マタニティビクス
・アフタービクス
・ベビービクス
婦人科 ・婦人科一般外来
・乳房外来
・子宮ガン検診
・更年期外来
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内科 ・内科一般外来