No,66 平成13年9月17日( 月)

■美しい人間の卵(らん)■  総務 石綿 千晶
 9月5日、兵庫県西宮市にある「杉本レディースクリニック」へ体外受精等の技術を学ぶために行ってきました。

 採卵後の卵の処理方法及び受精卵や精子の凍結方法について細かい説明を聞き、多くの勉強をさせて頂きました。

 このクリニックは体外受精を行なう規模は当院と同等の大きさで、ここも一人のスタッフが全ての操作を一貫して行ない、その手際の良い操作手順などは非常に参考になりました。

 体外受精の操作や方法、使用する培養液などは各施設により少しずつ異なっており、それぞれに工夫がなされ、特有のプロトコール(操作手順)が確立されています。その中で、定期的に新しい技術を取り入れたり、学会などに参加し、他の施設で行なわれている研究及び臨床成績などを参考に、よりよく改善していく必要があります。

 現在不妊治療に関する研究は非常に注目されており、また多くの施設で様々な研究がなされているにもかかわらず、その成績はいまだ低迷しています。しかしながら、今や10組の夫婦にに1組は不妊となる何らかの原因を抱えているといわれています。そして、今後、さらにその率は高くなると予想され、これから赤ちゃんを望む夫婦にとって決して人事ではなくなると思われます。

 私が体外受精の仕事に携わることとなり、人間の卵(らん)を初めて目にした時、その綺麗さに驚きました。それは食物連鎖(生物がその群れの中で食う食われるの関係によって連鎖的に繋がっていること)の上でトップの人間の卵とは思えないほど小さくて頼りないものですが、それはキラキラと輝き、いつまでも見とれてしまうほどの魅力を持っています。

 受精の仕組みについての知識を持てば持つほど、どうして子供ができないかというより、どうして子供ができるのかが本当に不思議で、自然に妊娠できることがどれほどラッキーなことであるかを痛感してしまいます。

 体の中で起きる一つ一つの複雑な現象をクリアし、それによって作られた卵と精子がうまいこと出会って、さらにその相性もぴったりで、そして居心地のいい場所に落ち着く。それはいとも簡単に行なわれているようですが、本当は大変難しいことであるんだと実感しました。

 私も早く知識と技術を身に付け、赤ちゃんが欲しくても出来ない方に、一人でも多く、一日でも早く朗報をもたらせてあげるお手伝いが出来るように頑張りたいと思っております。

マイクロインジェクター

顕微受精のおり、顕微鏡を覗きながら精子を針の中に吸い込み、それを卵の中に注入して受精させる装置[於・杉本レディースクリニック]

■子供もいろいろ■  検査 木村 仁恵
 我が家の子供たち、7歳と4歳。あっという間に大きくなりました。私の子育ても少し落ち着いてきたかなと思う反面、これからがまた難しいのかなとも思います。

 上の子を見ていて思う・・下の子を怒る姿や口調、母にそっくり、あーあ、やられた。自分が母に言われているように下の子に言っている。これではいけない、私も反省しなければ・・・。

 かと思うと面倒も良く見てくれている。まだ夜のオムツのとれない妹のオムツをしてくれたり、朝、2階で泣いているとおんぶして下に連れてくれたりトイレに行きたいと言えば連れて行ってくれる。とっても大助かりなこともあります。

 思えば共働きで平日、子供とゆっくり接することができず、いつもイライラ(今でもそうなのですが)、特に下の子が生まれてしばらくは上の子に当たったりして、私って異常?と思うこともあったけど、今となっては上の子に助けられることも多く、とてもかわいそうなことをしたな、と思います。

 女の子のくせにやんちゃでちょっと手のつけにくい所もあるけどしっかり者のお姉ちゃんと甘えん坊の妹、我が家の宝物です。

 あとがき 
1)今夏も当院の多目的ホールで小学生を主として職員の子供の塾(勉強会)を設けました。

2)若狭高校の生徒さんがインターンシップ(職場体験)で25〜28日、当院の託児室に来られ、実習されます。よい体験になりますように。

3)当院のミニギャラリーは今月一杯まで畠中幸子(ゆきこ)さん(上中町三生野)の油絵です。

4)11日、ニューヨーク午前9時、乗客を乗せたままの航空機が世界貿易センタービルに体当たり、ビルは炎上、崩落。衝撃的なテロが発生しました。これからの世界の動きが心配です。
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