No,63 平成13年6月20日(水)

■お茶は効きます■    小児科医師 中山 真里子
 うっとおしい梅雨空が続いています。”雨もまた楽しい”という気持ちになりたいものですが、豪雨も心配です。この雨模様にも似たなんともやりきれない悲しい事件(小学生多数を殺傷、親の子殺し)に心はなお曇ります。日本の安全は崩れ去ったのでしょうか。

 違った意味で崩れたといえば・・・小泉首相の出現で、メルマガ(メールマガジン)や似顔絵コンクール等次々に繰り出し、国民を飽きさせず、政治が身近なものになりました。都議選での応援演説もまるでアイドルなみに黄色い声が聞かれるほど。でも、余り走り過ぎないで!お疲れが心配です。そんな時一息入れて一服どうぞ、と声をかけたくなります。

 皆様がホッとしたい時、口にされるものはコーヒー?紅茶?それとも日本茶?お目覚めの一杯は?私は断然緑茶、それも抹茶。朝から濃い目のお薄(うす)を一、二服(甘いものと一緒に)頂くとゆっくりした気分で爽やかに一日のスタートが切れちゃうから不思議。時間がなくてお茶を喫めないと落ち着かず頭もボーッとしたままです。

 最近、緑茶の効用が炭とともに見直されているようです。食物繊維も豊富で、私はもちろん便秘知らず、妊娠中も快調でした。さらに抗酸化作用もあり最近話題のポリフェノールも沢山含まれているそうで、言うことなし。

 ところで酸化って?酸素は体に必要なもののはずなのに、活性酸素は害らしい。金属も油も酸化されると錆びたり質が悪くなるそうです。人間にも同じなのですね。老化につながるらしい!そういえばお茶の先生は概して高年になられてもカクシャクとしてお元気な方が多いと感じていましたが、抹茶(緑茶)の抗酸化作用にあったとは!利休さんもびっくりかも。

 日本食といい、炭といい、抹茶といい、古来、日本人の生活となじみの深いものが世界的にも注目されているのを知るにつれ、祖先が育んできた日本の文化に改めて脱帽します。

 ようやくこの原稿を終えほっと一息、雨音を聞きながら一服のお茶を楽しむこととします。

■私も託児所育ち■  保母 宮本 祐子
 毎年、私の家の納屋の巣にやって来て、雛を孵化する燕はただ今子育ての真っ最中です。私は子供に多くの手を掛ける時期はほぼ終了しました。その代わり当院で保母という職業に携わり、多くの子供たちの中にいて、時に幼い頃の自分を思い出します。

 私の家は核家族で両親が共働きをしていて、私は母の勤め先の事務員のおばさんの背中に負われて過ごしていたそうです。子供の人数も増え託児所が出来、そこに朝から晩までお世話になっていました。小学校になってからは学校が休みの時はその託児所に行き、小さい子供たちにミルクを飲ませたり、おむつを替えたり、時にはおんぶをしてお昼寝をさせたりしていました。今の私の原点はそこにあるのかもしれません。

 当院に来る殆どの子が一日託児室で過ごします。沢山のお友達がいて寂しさはないようですがお母さんがお迎えに来ると満面に笑みを浮かべて駆け寄る姿を見てほっとする気持ちになります。

 あとがき     
 1) 5月28日からインターネット上に当院のホームページが開設されました。アドレスは〈http://www.nakayamaclinic.jp/〉です。ぜひアクセスして覗いてみて下さい。1ページ目に上のような目次が現れます。そして「院長あいさつ」から始まって「診療案内」「入院案内」や「各種クラス案内」のほか、この「スマイルタイムズ」も創刊(平成8年4月10日)号より前号のNo.62まで、文章はすべて掲載されています。

 2) 当院第28回ミニギャラリーは5月より世儀純子さん(大飯町本郷)と長谷川直美さん(高浜町安土)の”トールペイント”です。板片、あるいは板を型どり切り抜いたものに絵を描き、彩色したもので、メルヘンチックな造形の美しさを楽しんで下さい。

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