三題噺ならぬ四題噺のようですが、上の四語は特に関連はございません。 |
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桜の咲く頃になると、私は上を向いて歩くより、つい足下の山野の草花を眺めていることの方が多いようです。カタクリの花から始まって、ホウチャクソウ、一人静、二人静、チゴユリ、笹ゆり、破れ傘などなど、華々しい花もよいのですが、路地の草花に愛着を覚えます。 |
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先日より息子が幼稚園に通い始めました。今まで私と同じ8時過ぎまで寝ていたのに、7時前に起きるようになったことは”オドロキ”です。というよりも私も7時に起きるようになったことはもっと驚きです。私も年のせいか、息子と同じように緊張しているのでしょうか。まあ、どちらにしても、息子が喜んで通園しているのは喜ばしいことです。 |
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私の大学のラグビー部が50周年を迎えるに当たり、思い出の原稿を書けと、先日部の会長より電話を頂きました。東京を離れて20年、私の歳に近い医者達とはやりとりがあっても、大先輩や少し先輩には年賀状ぐらいのもので、又、全く知らない後輩も数多くおりますが、50周年行事をするから出て来いと言われると、出不精の私でも何だか行きたくなっております。まさか、試合に出ろとは言われないでしょうから、ニュージーランドのラガーマンや慈恵医大、岩手医大の交流のあるチームからも出席者が多数来られるとなると、本当に久しぶりに会ってみたくなるのです。20代のあの汗と泥にまみれた私の青春が心に蘇って来ます。 |
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平成6年、市内四谷のビルで診療を開始して1年余りの後、平成7年12月中旬、現在地に独立医院を建てて、早、5年余りの月日が流れました。思えば無事ここまでやって来られたのもひとえに皆様方からの叱咤激励と暖かいご支援の賜物と存じております。ここに深く感謝の意を表わします。
今後とも患者さんの立場に立って、共に病に立ち向かう医師であり、暖かい、心や安まるクリニックであり続けたいと念じております。 |
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ここまで書いて、この四題噺のキーワードはどうも「愛」か「愛着」のような気がしてきました。 |