No,30 平成10年9月11日(金)

■マニラ報告■  産婦人科非常勤 医師 宮川 桂子
 宮川先生はすでに当紙171823242526号に執筆戴きましたが、前回迄はアフリカはケニア共和国での活動のようすでした。今回のはフィリピンは首都マニラでの医療活動について、現地からFAXで原稿を送信して頂いたものです。
 ケニアでの仕事がやっと半分を終えたところで、フィリピンのマニラで、国連関係の仕事をすることになりました。国連といっても沢山の機関、組織があります。有名なものとしては、WHO(国連保健機構)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、UNICEF(国連子供基金)、Wrold Bank (世界銀行)、UNFPA(国連人口基金)……、まだまだあります。WHOや、UNHCRはそのトップが日本人である事から、結構日本では知られているのではないかと思います(WHOのトップは最近代わりましたが…)。その沢山の機構の中のUN−AIDS(Joint United Nations Programes onHIV/AIDS)というのが私が所属する機関です。これはまだ新しい機関で、1996年に発足してたった2年しか経っていません。それで、私自身UNAIDSに入るまで、どういう仕事をするのか知りませんでした。

 4月からUNAIDSに入ったことになったのですが、最初の10日間ぐらいをジュネーブの本部でオリエンテーションがありました。UNAIDSの当本部はWHO本部の建物の中にあり、2者の関係の近さが分かります。

 そもそも、Joint United Nations Programs of HIV/AIDS とは何か、と言いますと、HIV/AIDSって分かりますよね?、そう、いわゆる病気のエイズを引き起こすウイルズがHIV(humann immunodeficiency virus)です。このHIV/AISに関する問題の対策を国連内でまとめて、さらにそこから各国でのレベルで、対策を立てるのを助けていこう、とするものです。

 HIV患者は日本でも数千例の患者が発見されていますが、世界的には、特に発展途上国を中心に大問題になっています。              (以下続く)

■妊婦さん、気をつけて■  看護婦 須田 敏子
 当院の小児科に勤めて、3年近くになります。その頃、3歳の娘も6歳になり、来年は小学校入学です。

 私は、8年前に長女を亡くしています。その頃は京都で看護婦をしていました。妊娠中も仕事はハードでした。今思えば、これくらい大丈夫と看護婦だから過信して、無理をしてしまったと思います。妊娠後期で重症中毒症になり、帝王切開で娘は生まれました。そして、2日後、娘は天国へ。

 その後2〜3ケ月は気力もなく、家族には随分心配をかけました。でも、次ぎの娘も今は6歳、おてんばざかりです。

 当院や街で妊婦さんを見かけると“無理しないでね”といつも心の中で念じています。どうか分からないことや、気になることがあれば、いつでも先生や看護婦に相談して欲しいと思います。私のように悲しいことにならないためにも。

 これからも患者さんに精一杯優しく、暖かく接して行きたいと思っています。

あ と が き 
1)当院はダイオキシン退治をねらいとして、ゴミ処理に努力しています。
 先ずは、ゴミの分別は大きく6種類に分けて箱に入れて頂いています。スチール缶、アルミ缶、それに埋め立てゴミ、びん、燃えるゴミ、ペットボトルです。びんは後でこちらでさらに3種類に分けます。1、2階ともにありますゴミ分別入れにご協力下さい。
 また、生ゴミは生ゴミ処理機で処理していますが、周囲に大変くさい匂いが漂ってしまいます。その節はどうかご容赦下さい。

2)当院総合待合室の「ミニ・ギャラリー」をお楽しみ頂いていますが、もし、自分の作品、または知り合いの方の作品を飾ろうと思われる方は、院総務松井にご連絡下さい。わずかですがお礼をさせて頂きます。

3)今号でも原稿を頂きました宮川先生の医療奉仕団としての活動は敬服するところですが、今回のマニラには2人の就学前のお子様を連れての出発でした。先生とお子様のご健康と安全をお祈りし、任務を果たしてのお早いご帰国をお待ちしたいと思います。
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