No,23 平成10年2月10日(火)

 宮川先生は日本から派遣の医療奉仕団として昨年8月下旬に出発、11月中旬に帰着。また下旬に出発、12月19日に帰着されました。そしてまた、この2月25日にも行かれます。その間の事情等について3回にわたって連載して頂くことになりました。開発途上国の現状を知ることで、我国について思いを致すよすがになれば幸いです。

■ケニアは今■  非常勤医師(産婦人科) 宮川 桂子
 アフリカのケニア共和国首都ナイロビに到着した最初の印象は、とてもすがすがしい気候で、気持ちのよい所だなといった感じでした。ただ実際には到着した日の午後から仕事、仕事で異国での生活を楽しむ暇はその後1ケ月ほど全くありませんでした。

 仕事とは、保健医療に関わる開発調査というもので、単に医療施設や機器、または医療そのものではなく、それを取り巻く状況を、例えば、道路や水はどうか、病気になった時にはどうするか、という人々の行動などを含めて調査し、その上で何が必要かを考えるものです。

 最初にしなければならない事は相手政府との合意の文書作り、調査を始めるに当たっては調査対象地域での関係者との関係作り、調査内容の文書作りなどなど。殆どはナイロビの事務所での作業です。

 私には開発調査などという言葉も目新しく、よく分からないままにやってきたのだから大変です。何をしたらよいのか、最初は右往左往して、他の人がしていることを教えてもらいながら何とかついていくといった感じでした。それでも医療内容などについては一応私が専門家という立場ですから、困りました。病気の内容が全く日本とは違う。当然、治療内容も違う。システムも違う。第一、人口や死亡、出生などの数が殆んど分からない。例えば乳幼児死亡率といってもどれだけ届けられているか分からないし、分母の出生数も分からない。死亡原因はといっても不確定要素ばかりです。家で亡くなったのは言うに及ばず、病院で亡くなったとしてもろくな検査も診断もついていませんから、矢張りはっきりしない事が多いのです。今、アフリカにおけるHIV/AIDSが問題になっていますが、検査はそれほど一般に行なわれていませんから、特に子供ではその影響がよく分かりません。

 そういうわけで何かにつけて調査も難しく、何かするにも困難が山積しています。

■3人目だのに苦しみましたが■  大飯町 本郷 浦松 志都子
 1月26日(月)1:56AM、 予定より3週間も早く37週目で、3人目(次女 桜さくら)が誕生しました。

 前日4:00PMに入院して5〜10分おきの陣痛が長時間続き、出産はいつになるやらと不安でしたが、夜中ついに強い陣痛がきて2922g,48cmの娘が産まれたのです。 3人目だからもっと早くポロッと産まれるかと思いましたが、やはり個人差がありますね。しかし、助産婦さん、看護婦さんの励ましは心強かったです。入院中は個室でゆっくりと過ごすことができ、お料理、おやつはおいしいし、設備は充実しているし何一つ不自由なことははなく、もっと長く入院していたい気分でした。一生で何度あるかないかの出産を中山クリニックで経験した事は大変良い記念になりました。私の部屋を訪れた見舞客も設備が充実しているのに驚き、「二人目はぜひここで産みたい」と言った位です。私も、もっとお友達に紹介して上げたいと思います。

 中山先生を初め、スタッフの皆さんには大変お世話になりました。今後の中山クリニックのご発展をお祈りしております。又、マタニティビクスに代わり、今度はアフタービクスに通わせて頂こうと思っております。ほんとうにありがとうございました。

お 知 ら せ
1) 上の浦松さんの文にありましたマタニティビクスとアフタービクスについて説明します。
  【マタニティビクス】 エアロビクス(有酸素運動のことで最大心拍数
     [220マイナス年齢])を70〜85%に高めた状態を少なくとも
     12分間以上保つ運動)の内、妊婦に合うように調整し、音楽
     に合わせて運動。
  【アフタービクス】 エアロビクスを産後の女性に合うように調整し、
     音楽に合わせて運動。
  〓当院では上記のエアロビクスを毎週月曜日、午後1時より行なっ
  ています。詳しくは婦人科の看護婦にお尋ね下さい。
2)1月22日より当院ミニギャラリーは「中森あゆみ」さんの日本画を展示しました。新しい顔料による深みがあって微妙な色合いのタッチを、ゆっくりご鑑賞下さい。
閉じる