No,19 平成9年10月13日(月)

■それぞれの分娩・育児■  院長 中山 茂樹
 卒業してから丸20年、今週末に名古屋で同窓会があります。友は各地に散らばっていて、2年に1回、集まります。つい20年前まではまだ学生で生意気なことを言っていたのが、今ではすっかり中堅どころとなって助教授や病院の院長とかで頑張っている輩もいます。会うのが楽しみですが、同級生同志で結婚して別れたのや、亡くなった友もいます。老化、寿命は自然の摂理ではありますが、人として楽しんだり苦しんだりしながら、日々を精一杯暮らして行くのもまた自然だと思います。

 さて、人は誰しも女性による分娩という過程を経てこの世に現れるのですが(クローン人間が出現するようになれば形式は変わるかも知れませんが…)、妊娠、分娩、育児は人それぞれによって異なるものなのです。あれはいけない、これはよくない、などと決め付けるものではないと思っています。(特に医療者が“こうだ”と決め付けては良くないと考えています。) 私としては、ご夫婦が望まれるような分娩であり、育児となるよう援助するものと思っています。ただ、それが医学的な範囲を外れるような時はアドバイスを申し上げることにしています。それまでは口や手を出して指導するより、個々の個性を伸ばすために話し合いながらのんびり見守ることが、難しいけれど、大切なことだと考えるこの頃です。

■ダイエットをして■  看護婦 斉藤 秀美
 昨年11月より3ケ月間知人の勧めでダイエットをしました。2ケ月間は朝昼抜きといっても栄養食品を飲み、夕食は普通に食べる。1週間位はつらかったものです。職場では“食べんの、止めな”とか言われ少し食べたこともありましたが、1ケ月は朝昼抜きの反動で夕食が待ち遠しく食後はおやつをパクパク。それで1・減で、2ケ月目に入ると胃が慣れてきたのか夕食後のおやつも減り2、5・減。3ケ月目には昼は食べる方法で計4、5・減、1サイズ小さめのスカートがはけるようになり、うれしくなってそのへんで止めて今では3、5・戻ってしまいました。沢山食べても太らない人が羨ましいです。水を飲んでも太る体質なんですネ。その後、長女が肥満で運動をやろうと夜歩き、20分位を一緒にしましたが5〜6日坊主でした。

 さて、仕事の方はそんな意志の弱いことのないよう、頑張っていきますからご安心下さい。

■出産を見る■  事務 上羽 明子
 随分前のことですが私が19才の頃、小さな産婦人科で2ケ月程バイトをしたことがあります。仕事は掃除、洗濯などでしたが、ある日出産が重なり看護婦さんに“ちょっと来て”と引っ張られ分娩に立ち会うことになってしまったのです。

 そこには3人の妊婦さんが並んで痛みをこらえていました。

 私はどうしていいのか分からずただ突っ立っていると、産気付かれた方のそばに連れて行かれ、“赤ちゃんが見えたら言って”と言われました。私は“えっ、見えたらって、そんな”と思いながら不安で一杯でした。暫くすると本当に赤ちゃんが見えてきたのです。私は初めて見る光景に驚きで言葉も出ませんでした。ゆっくりすべるように出てくる赤ちゃんはとても神秘的なものでした。そして、痛みでもがくお母さんに“叫んだり、暴れても赤ちゃんは生まれてこないのよ”という助産婦さんの言葉。私には一生忘れることのできない経験でした。

中山クリニック ミニギャラリー 情報
 当月中旬で 服部 陞氏 の油絵の展示を終り、岩崎 (旧姓 上前)妙子さん の書に替わります。語りかける書の優しさと柔らかさをご堪能下さい。
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