No,18 平成9年9月10日(水)

■続17年ぶりの故郷■  産婦人科非常勤 医師 宮川 桂子
 帰国後の去年の10月から今年の3月までは岡山市の内科医院で仕事をしていましたが、本来の専門外の仕事ながら、開業医の仕事、往診、訪問看護、ターミナルケア(編者注・終末期の医療)等を経験させてもらいました。特にターミナルケアは看護の面からも随分勉強になりました。

 今年の4月にとうとう父が亡くなったので、5月から海外医療援助の仕事を捜しています。

 世界的にはマラリアや結核、HIV/AIDSなどの感染症のほか、母子保健、周産期(編者注・妊娠28週から生後1週まで=大切な時期の)医療、家族計画等、産婦人科が求められる場所は数多くありますので、タイミングや人脈(要はコネ)が重要になってきます。そういう意味では小浜にいて何のコネもない状態では不利、と言えます。

 具体的にはパキスタン、カンボジア、ブラジル等ですでに母子保健、周産期医療のプロジェクトが始まっており、これらの国からの要請を待っています。直接医療をするわけではなく、システムや病院のマネジメントのお手伝い、といったところです。行政的、経営的な面が主な仕事になると思います。

 当院では私の方からお願いをして仕事をさせてもらっていますが、私の都合でなんだかんだと出歩き、好きにさせてもらい中山先生には感謝しています。スタッフの皆さんにはかえって迷惑をかけているのではないかと心配です。私としては早く仕事が決まって海外へ出たいのですが、その場合でも行ったり帰ったりとなる可能性が高く、またお世話になることもあるかな、と考えています。中山先生には色々教えていただきたい事もあり、この紙面を借りて、これからの長いお付き合いをお願いします。

 (編者注:宮川先生は去る8月30日、上述の念願を果たすべく、アフリカはケニア国へ2ケ月半の予定で出発されました。ご健康でのご活躍をお祈りし、国際親善、貢献に対し敬意を表します。)

■未熟児の出産■  検査技師 木村 仁恵
  「うわぁー 小さい。」

 一瞬、何が小さいのか、何が起こったのかも分からなかったのですが、すぐ、お産が終わった事が分かりました。「えっ、もう生まれたん?」助産婦さんに聞いてしまいました。体重1772g,生まれたのも気が付かない程とても小さな赤ちゃんでした。

 妊娠中毒症、不摂生のためかまた働き過ぎたためか?尿中蛋白、高血圧、むくみを指摘され、すぐ入院、その後、悪夢のような無塩食、カロリー制限を経た後の、去年11月の出産のことです。

 現在妊娠中の方、くれぐれも塩分、カロリーにお気を付けて下さい。中毒症だけでなく、すべての病気において早期発見のお手伝いが出来るよう検査に精出したいと思っています。

■子供の病気の流行■  看護婦 西島 美智子
 「アンパンマンだ!」「ケロッピ−」「ミッキ−ちゃん」。こんな可愛い声の飛び交う内科・小児科外来で私は働いています。病気のお子さんや大人の方々のケア及び生後1週間、1ヶ月、4ヶ月・・・etcの赤ちゃんの健診介助、お母さんたちへの指導が主な仕事ですが、子供好きの私にとって、子供と接し、子供からパワーをもらえるこの職場での仕事は楽しいものです。

 子供の病気は特に流行があってリンゴ病が下火になったと思ったら、今は“手足口病”が大はやりです。昨年の冬はインフルエンザが大流行、今年は“ホンコンA型”という新型のインフルエンザウイルスも発見されています。子供のみならず、ご家族の皆様を病気から守るため10月末よりインフルエンザワクチンの予防接種をされることをお勧めします。(2回接種が基本ですが、1回でも効果があります。)

中山クリニック ミニギャラリー情報
 服部 陞氏の油絵は9月から小品4点に差替え展示しました。ごゆっくりご鑑賞下さい。
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