No,8 平成 8年11月11日(月)

■餌をやる事と育てる事■  総務 松井 正
 前号で真里子先生が自宅の飼い犬の事を書かれていましたが、我が家でもこの9月から一気に犬と猫を飼い始めました。犬は野良が生んだものをすぐ我が家で育て始めたのですが猫の方は我が家の敷地に捨てられ草ボウボウの中でトンボや地虫を食って生き続けていたもののようです。

 犬の方はすっかり私の友達ですが猫の方はずっと餌をやり続け、家の中にもずかずか入ってくるくせに私が近寄るとすばやく逃げます。完全に野生化したようです。犬と猫の性格の違いもあるのですがつくづく生まれてすぐ育てられたものとの違いを思いました。“人は教育されて初めて人になる”という言葉を思い出し、犬猫も又そうかと思った次第です。

■12年目のわが子■  小泉 律子
 私は結婚して12年目の今年、やっとわが子を抱くことができました。本当に夢のようです。

 結婚当初はその内できるだろうくらいに思っていたのがなかなかできなくて、30歳を過ぎてからは焦る気持ちと諦めが1日おきに交錯していました。そんな時です。友人の紹介で中山先生と、ここの看護婦さんとの出会いがあったのは。

 今、治療期間を振り返ってみると、私はまず、精神的プレッシャーを取り除いてもらうことから始まった様な気がします。不妊の治療をしておられる方なら分ると思いますが、周囲の声、できない事への不安、苛立ち、諦め、…そんな気持って誰かに分って欲しいけど、なかなか言えないし、伝わらないのです。でも、ここの病院ではそんな気持ちを根気よく聞いて下さって、何より、もう一度頑張って見ようという希望がもてました。それから約1年半、ついにこの子を授かったのです。妊娠が分った2月16日母が

   “生涯にかくも嬉しき日もあらんか
      娘は妊りぬ 十年経し今日”

という短歌を詠んでくれました。今は主人とふたり親になった喜びをかみしめています。

■仲間に励まされて巨大児出産■  看護婦 知見 好美
 10月29日、朝6時19分。「おめでとう!よかったネ」と、いつもは同じ職場で働く仲間の声。でも、その日はとても頼もしい、助産婦さん、看護婦さんの声でした。

 3人目の出産とはいえ、ドンドン押し寄せてくる 陣痛の苦しみについつい泣き言を言っていた私に一晩中付き合ってくれ、励ましてくれた仲間のお陰で無事4042gの巨大児を出産することが出来ました。心から皆さんに感謝しています。

 中山クリニックで出産される方々がみんなこんな気持ちになっていただけるよう、これから今まで以上に私も頑張らなくてはと、つくづく思い直しました。

 また、入院生活の楽しみの一つの食事も、談話室で他の患者さんとゆっくり話しながら摂れたことでよりいっそうおいしく頂けました。しばらく、産後休暇でお休みさせて頂きますが、また、12月下旬よりここに戻って来て、産婦の気持がいっそうよく分る看護婦となってお役に立ちたいと思っていますので宜しくお願いします。

中山クリニック ミニ・ギャラリー情報
 10月から 吉田 正喜 氏 の能画 を展示しています。待ち時間にゆっくりご覧下さい。
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