No,3 平成 8年 6月10日(月)

■ホタルぶくろのこと■  院長 中山 茂樹
 春のおだやかな日々から、湿気の多い、暑い夏への変わり目の季節です。眠く、だるく、動作が緩慢な毎日の繰り返し、しかし、この時期、芍薬・牡丹・百合と美人の容姿に例えられる華麗な花が咲きます。が、私はホタルぶくろというどこでも見られる花が好きです。その昔、ホタルを入れるのに使った花で、関西では白、関東では紅紫の色が多いようです。

 湿気の多いこの季節に、ふと、いろいろな花を見ては、蒸し暑さを忘れられてはいかがかと思います。万葉の優雅な過去に、花を通して触れられて見られるのもいかがでしょうか。

■「お大事に」 と “待たせない”■  事務 香川 一枝
 “医療事務”という仕事にあこがれて何も知らずに飛び込んで早くも8ケ月が経ちました。初め、覚えるのに6ケ月かかると言われた時は、
「うわあ、大変だなあ、本当にやれるのかなあ」
というのが正直な気持ちでした。

 先ずは受け付け業務。そして受け付けた内容、あるいは医師による医療を点数化して、コンピュータに打ち込む業務。また、医師の指示に従った医薬の取扱い、やる気で業務をこなして行き、分からないことはその都度聞いては覚えて、だんだん分かってきました。

 もちろん、よく失敗もしました。特に電話の取次が下手だったので、何度先生や先輩から注意されたことか知れません。

 接遇の講習も2回も受けましたし、先日もビデオで勉強会に参加しましたが、敬語を初めとした言葉遣いの難しさ、大切さを今ごろになって痛感しています。一方、どの患者さんにも、心から笑顔で「お大事に」と言えるよう、それも医療事務の大切な役目として、頑張っていきたいと思っています。最後にもう一つ、患者さんをお待たせしないよう事務の現場として努力するのも私の大切な役目だと思っています。

■真夜中の授乳室■  助産婦 門野 千代美
 当クリニックでは、産後は母子同室としていますが、自宅に帰ったらずっーと一緒だからということで、夜間は新生児室にお預かりしていることが多くなります。そこで夜間の授乳は授乳室で行ってもらうことになります。また、スタッフが授乳介助をしやすいのも夜なので授乳室は真夜中だと言うのにワイワイ・ガヤガヤ……。でも、経産婦さんが3人くらいいらっしゃると私たちの出番はなくなります。

 赤ちゃんのこと、家のこと…etc と授乳そっちのけで話に花が咲いています。夜中の授乳室から大きな笑い声が聞こえるのはそのためです。“すぐ、次の授乳時間が来ますよ。寝る時間がなくなりますから、早く寝て”と、こちらから声を掛けたりしてもなかなか終わらない時もあります。女としての大仕事を果たした後のひとつの楽しみ、ひとときの安らぎ、真夜中の授乳室の話でした。

 一般待合室の壁に「郷土の作家」シリーズと銘打ってミニ・ギャラリーを開設しました。初回は 上原徳治氏 の“ふくいの民話”(絵本:福井新聞社発行 )からの原画4点を展示しました。お伽の世界の楽しい絵をご覧下さい。
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