No,1(創刊号) 平成 8年 4月10日(水)

■発刊のごあいさつ■  院長 中山 茂樹
 開院して、あっと言う間の4ケ月。この4月1日より松井 前高校長をスタッフに加え当院もようやく体制が整いました。

 これからも職員一丸となり、来院された方の病に立ち向かい、妊娠・出産の喜びを共に分かち合う、安らぎのクリニック、楽しい職場でありたい、そのメッセージをこの紙面に綴りたいと考えています。

《看護部門》

■忙しくっても充実した一日■  看護婦 上田 暢子
 当院は産婦人科・内科・小児科からなり、外来と病棟に分かれています。その中で病棟は、個室7室、2人部屋2室で併せて11床あり、他に談話室、シャワー室、洗濯室、洗面所、陣痛室、分娩室、手術室などがあります。

 昨年12月18日の開院から3ケ月半が経ちますが、主に小児科入院で約3〜4日、正常分娩で5〜6日、腹腔鏡入院で3〜5日、帝王切開入院で8〜10日と入退院がはげしく、ほとんど病棟は満床の状態です。

 さる3月18日、この日は帝王切開術、分娩、入院2名と大変忙しかったのですが、仕事が終わった後、とても充実感に満たされました。この日、改めて同じ女性として共に出生の喜びを味わいました。
しかし、産婦人科というのは出産のことだけでなく不妊症や婦人科患者さんに対して同じ女性として心のこもった応対が必要ですし、小児科ですと言葉を訴えることのできない小児に対しこまやかな観察と愛情をもって接しなければならないということをしみじみと感じております。

 以前は内科病棟に勤務しておりましたが、こちらの開院前の12月初めから産婦人科の担当で勤務をさせていただいております。
不慣れな私ですが女性、母性、小児の特徴を理解し、これからも良い看護ができるよう努力していきたいと思っています。

■じいちゃんの生まれ変わりの子■  看護助手 新谷 浩江
 「元貴・円花・暁笠、早くして!」

 最近朝から怒ってばかりの毎日です。

 私はこの2月で36歳になりましたが一人目の出産が遅かったせいで年のわりにはまだまだ子供に手がかかっています。というのも結婚後二・三年は子供を作らず、夫婦で新婚生活を楽しもうと考えていましたところ、一年が過ぎようとしていた頃から周りの人に、「子供まだ出来んの?」と、まるで体に欠陥でもあるかのように言われ始めました。その後院長先生のご指導も頂きましたが精神的な要素も強いのでしょうか、子供に恵まれなかったのです。

 それから、しばらくして、実家の父が亡くなり、子供の事は考える暇もない日々が続き、丁度一周忌を迎える頃に、体調が悪いのかなあと思っていたらおめでただと言われ本当にびっくりしました。

 「それはきっとおじいちゃんの生まれ変わりやで」などとも言われたりして、人生本当に分からないものだなあと思いました。

 あんなに子供を欲しがっても出来なかった頃が嘘のように、今は3人の子供に振り回されて書き出しのような我が家の朝の風景が現出しています。

 この間、高畑さんの手記(「ゴーマニスト大パーテイ」の書より) を読んで、久しぶりに昔の事を思い出して書いてみました。

あとがき
 この「通信」は中山クリニックの患者さんと職員との 心と情報 の交流の場です。ご意見、ご感想、小品をお寄せ下さい。 編集委員の香川、新谷、上田、勝山、冨岡 にお渡し下さい。 来院された方もどうぞ。
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