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不妊相談
Q2. 先月AIH前に頚管粘液検査をしておりますが、分泌の程度とそれに伴う妊娠関係について教えて下さい。また、排卵がスムーズでないとき排卵誘発剤(hMG)の注射を打つ事もあるとのことですが、クロミッド+AIHで今後も続けても問題はありませんか?そして仮にあと数ヶ月この治療が続いたとして、次のステップアップとして腹腔鏡の話がありますが、卵管造影や卵管通気検査は必要ないのでしょうか?
問題となるのは卵巣性排卵障害ですが、クロミッド+プレドニンにて排卵は良好です。クロミッドによる頚管粘液への影響も少なく、分泌も良好ですので、妊娠に特に支障はないかと思われます。しかし、乏精子症のためのAIH適応となっています。
次に卵管通水にて通過性良好で、癒着などを見る卵管造影はしばらくしてから施行してもよいと思いますが、今のところ卵管性因子は考えていません。
HMG製剤に関してはクロミッドにて反応良好ですし、頚管粘液の抑制もありませんので使用しなくてもよいと思います。
以上より卵巣性排卵障害、乏精子症の2つの問題を考えて、腹腔鏡下に卵巣部分切除、卵管の確認、子宮内膜症の有無をチェックして、人工受精にて妊娠に至らないようであれば、将来的に体外授精も視野にしなくてはいけないかもしれません(但しあくまで希望の場合です)。

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