喘息は落ち着いていらっしゃるのですか?
咳・鼻などの上気道の症状、嘔吐・下痢などの胃腸症状等々、そもそも“風邪”といっても症状はいろいろです。
下のお子さんは喘息とのことですから、咳・鼻は風邪ではなくてもよく出る症状かと思います。上のお子さんも喘息と診断されていなくても兄弟なので、やはり咳・鼻は出やすい体質ではないでしょうか。
いわゆる風邪は殆どウイルスが原因ですから特効薬はなく抗生物質は効果がなく(抗生物質は細菌感染に対して効果がある)、対症療法が中心となります。肺炎も細菌性のものばかりではなく、ウイルス性のものもあります。その時々にきちんと診断を受け、治療を受けられるのがよいと思います。
咳は痰を出そうとして反射的にでるものなので、その反射を抑える中枢性の鎮咳剤(記事はこの薬剤のことではないでしょうか)はよくないかと思います。個人的には処方していません。
喘息の場合は、気管支拡張剤や去痰剤で痰が切れやすくなり咳も落ち着いてきます。
基に病気がなく、体力がある場合は“風邪”は自然治癒力で自分で治す事が出来ます。処方するお薬は症状をやわらげるのには役に立ちますが、やはり自分のもっている免疫力がものを言います。野菜嫌いなお子さんは、やはり風邪をひきやすく長引いたりひどくなったりしやすいようです。普段から体力をつけバランスの摂れた食事、とくに緑黄色野菜を十分に摂られる事をお勧めします。
喘息はその症状によって使用するお薬に多少の違いはありますが、発作を起こさないように普段からコントロールする事が大事です。慢性の気道の炎症ですから長期にわたり治療が必要となります。お子さんの喘息に合わせたお薬は引き続き服用し、良いコントロールの状態を続けて下さいね。
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