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産科
Q123. 現在39週で臨月です。妊娠初期に切迫流産の傾向があって、安静に過ごしたり、先生の指示で投薬・注射で様子をみました。ところが、HCG注射・黄体ホルモン剤が、性同一性障害の問題に悪影響があることについて知りました。 私は、5週から7週まで、「デュファストン5mg」「ダクチル錠」「アドナ」というお薬を服用し、5週から7週まで、1週間に1回、計3回、HCG注射をしています。かかりつけの先生に、黄体ホルモン・注射と性同一性障害との関係について、質問すると、「影響があるとされているのは8週以降だから、その時期ははずしているんですよ。」という回答でした。先生は、私と同じように、妊娠初期に切迫流産傾向で、ホルモン注射なり、薬で補足が必要な患者さんがいらっしゃった場合は、どういう対応をされているのでしょうか? 女性
基本的には、全く悩まれなくてよいと思います。私が大学病院にいた頃は、よくHCGの注射や黄体ホルモンをよく補充しておりました。特に性同一性障害の方が増えたという情報はありませんでした。可能性としては限りなくゼロに近いものだと考えます。
切迫流産の方の私の治療は、一に安静、次にダクチル・アドナのみです。
私は頑固なので、体外受精の方にも妊娠されてからのホルモン補充はしていません。ただ、ホルモン補充をしておられるところはたくさんあると考えますし、問題になってはいないと思います。
最後に性同一性障害の原因が胎児期の頃にあると、最近は言われていますが、まだこうだという決定はされていません。環境にあるのか、薬なのかもわかっていないのが現状だと思います。

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