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産科
Q59.現在妊娠39週目と3日の初産婦です。医師より「子宮口にはかかっていないが、一般に比べると低置胎盤なので、大量出血に備える血管確保のため、糖液を流す点滴をしながら出産をしましょう。」と言われました。その病院では点滴をしながらの出産は、前例はないということと、念のための処置であり、病院としては一応低置胎盤に対して事前に対処をしていたという証明になるという医師の説明から、点滴をしながらの出産に不安と不信感が生じています。一般に、低置胎盤の出産には、どのような対処方法をとるのでしょうか?また、点滴をしながらのお産となると、力を入れると腕が痛んだり、チューブで自由な姿勢がとれなかったり、途中で抜けたり、生まれた赤ちゃんを抱けなかったり、といった産む側としては不安なことしか浮かばないのですが、もし、そちらの病院で点滴をしながらの出産を実施しているのでしたら、妊婦の様子を教えていただきたいです。 女性
当院では、分娩の際は、全員、血管確保の意味で 
点滴をさせていただいております。
特に針ではなく、柔らかい、安全なビニールのようなものです。
一般的な金属製の注射針の周りがビニールのような素材で包んであり、
血管に注射した後、その金属針を抜くとビニールの部分のみ残り、
そこより点滴するというやり方です。ですので、腕も自由に曲げられますし、
抱っこに関しても問題はありません。
このような点滴の方法は、決して特殊な物ではなく
一般的なものでどこにでもあります。
低位胎盤の場合は、出血が多いといけないので、
帝王切開の準備もしておいて分娩にのぞんで頂いております。
貴女の場合、低位胎盤で子宮口にかかってないと、
何も問題なくすんなりと分娩にいたることこともありますし、
多少出血が多い事もあり、血管確保をして分娩にのぞんでいただくという
ことになるのだろうと思います。

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