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婦人科
Q367.39歳、女性、未婚、妊娠経験はありません。今年8月4日の超音波検査・腫瘍マーカー・MRI検査の結果、左卵巣のチョコレート嚢腫が4.5cm,子宮の入り口に近くに粘膜下筋腫2cmが1つあります。(8ヶ月前までは超音波では筋腫は見えませんでした)MRIでは、おへその側の真ん中に筋腫の2−3割が子宮内部に突出している様に見えました。また、月経周期は1年前から29日から25日に変化し、月経量は多いか少ないかのいずれかを繰り返しています。 レバー状の出血もあり、昨年7月のヘモグロビンが9.8になりましたが、鉄材を1ヶ月服用して一時回復しましたが、今年5月には10.7になっていました。生理痛は、腰の辺りが傷みますが薬の服用は我慢できます。
担当医は、「内視鏡は使えないので、(使っても妊娠時に裂ける事例がある)開腹手術をし、ついでに(わずかだが悪性癌になる可能性があるため)左卵巣の手術と内膜症による癒着をはがしましょう」との事でした。
筋腫というと、大きさや数ではなく主に症状によって手術かどうか決まるというイメージがあります。私の場合、生理量が少ない時もあり、貧血も生理痛もそれほどひどくないため、開腹手術までしなければならない理由が分かりません。開腹手術をした際の癒着の方が今の症状より怖いくらいです。また、未婚のため妊娠の希望もありません。それとも、筋腫のみの問題だけではなく、総合的に考えて頂いた結果、開腹手術とおっしゃていると考えるべきでしょうか?他に副甲状腺機能亢進症の手術も控えており、ホルモン剤はあまり使いたくありません。そのため、以下の通り質問事項をまとめました。
《質問》
1.一般的に粘膜下筋腫は大きさ・症状がどの程度であれば手術対象となりますか?
2.子宮鏡手術の適応は、どの様な条件を満たすと可能なのでしょうか?
3.再発のリスクがあっても現段階での手術が望ましいのでしょうか?
4.再発の確率はどれぐらいでしょうか?また、何年以内だと考えられますか?
 39歳・女性
@大きさというよりは、貧血を繰り返したり、まずは重度貧血をきたす場合に判断します。
A粘膜下筋腫の子宮鏡下手術はケースバイケースで医師の判断によりますから、私は診ていないので何とも言えません。
B状況により随分と異なりますが、一般的にはホルモン療法がファーストチョイスで、 お薬で駄目な時に腹腔鏡下か開腹を判断することになりますが、内視鏡的手術でもよいのではないかと思います。(但し、診ていませんので何ともいえません)
C早ければ2年以内に再発します。

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