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婦人科
Q85.母は50歳で閉経し、15年経った今年の1月に不正出血がありました。診察の結果「子宮体癌の疑いあり」ということで、検査入院したところ、体部に2個のポリープが見つかり、内視鏡で切除しました。腹部MRIも行い、細胞の検査結果「癌の疑いはなし」と診断されました。その後安心しておりましたら、2ヵ月後にまた出血があり、量も増えてきました。しかし、検査の結果卵巣の腫れもなく、癌の疑いもありませんでした。それから数ヶ月にわたり、毎月1回、1〜2週間の不正出血が起こっています。ドクターは癌の疑いは無くてもこのような出血は異常であるし、どこかに癌がひそんでいるかもしれないので思い切って子宮をとってしまったらどうかとおっしゃいます。しかし、母は若い頃から心臓病などで薬を飲み続け、今現在は高血圧・糖尿病(初期)・緑内障などの治療を受けています。さらに、体重は100キロあり、術後のトラブルが心配です。子宮を取った結果癌ではなく、術後のトラブルだけが残り後悔することになったらと思うと選択が非常に難しいです。よいアドバイスをお願いします。 女性
私の体験では、58歳で透析をされておられる方が、
出血が続くと言われて血栓防止薬による出血だから
心配いらないと伝えましたが、本人・ご家族から
どうしても取ってくれと頼まれて摘出したケースがあります。
結果なにもありませんでしたが。
お母さんも心臓病のための血栓防止薬等を飲んでおられて
出血しやすくなっているようなことはありませんか?
手術は体に大変負担がかかりますので、
許されるなら3ヶ月ごとに子宮内膜をチェックされて癌細胞が
見つかるまで検査をきちっとされていかれたらいかがでしょうか。
おかしな細胞が出たらすぐ手術をする、
でなければ検査をきちっと続けていくというふうに考えられたらいかがでしょうか。
決められるのはご本人ですが、合併症のことを考えると、
すぐに手術をするよりも、検査をきちっと続けていき、
合併症が起こらないようにされていかれる方をアドバイスさせて頂きます。

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