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不妊相談


不妊症の原因

女性はこのようなしくみで妊娠します

「妊娠するってどういうこと」というと、そんなことはわかっている、お腹の中に赤ちゃんができることに決まっている、とおっしゃるかもしれません

確かに妊娠の結果はその通りなのですが、妊娠が成立する、すなわち女性の体の中に新しい生命が宿るということは、実は神秘的で複雑な過程を経て初めて起こることなのです。

妊娠するためにはさまざまなホルモンが必要なときに必要なだけ分泌されて的確に作用し、男性と女性の体のいろいろな仕組みの全てが完璧に絶妙なタイミングで働かなければなりません。

実際、妊娠の仕組みについて調べれば調べるほど、我々自身がこの世の中にこうやって生をうけたことがいかにすばらしいことだったのかということが実感されます。それでは、妊娠とはどうやって起こるのでしょうか。妊娠が起こるためのメカニズムは複雑ですが、少なくとも次のような条件が必要です。

  • 男性が十分な数の精子を作っていること。
  • これらの精子がセックスに際して女性の膣の中に射精されること。
  • 射精された精子が子宮の入り口にある子宮頚管という細い管を通って子宮の中に入り、さらに子宮の奥にある卵管に入ることができること。精子と卵子が出会って受精するのはこの卵管の中です。
  • 女性が卵巣から成熟した卵子を排卵していること。
  • 卵子が排卵されるお腹の中に癒着や炎症がないこと。
  • 卵子と精子が正常で、ちゃんと受精できること。
  • 卵子が安全に受精し、子宮に向かって運ばれるような健康な卵管を持っていること。
  • 子宮に異常がないこと。
  • 女性の体が健康で赤ちゃんを40週の満期までお腹の中に育む体力があること。

 

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